シワノカワ科 (ナガマツモ目)の海藻 (Pterospongiaceae, Chordariales)
標準和名 シワノカワ 
学名 Pterospongium rugosum (Okamura) Setchell et Gardner 
(種小名の由来) しわの入った
国内の分布 本州以南の太平洋側,四国,九州,の潮間帯の岩上
コメント 岩上で体は膜状に拡がり,表面はやや波打っています。干潮時に干上がっていると黒色ですが,水に濡れると茶褐色になり,ややヌルヌルします。標本にするときはやや重めのおもりで作成しないと丸まってしまいますが,乾くと裂けてしまいます。
似ている種 イソハンモンの仲間など,盤上に拡がる他種では,表面が波打つことがありません。
写真のデータ 千葉県館山市 2008年5月10日
標本のデータ 神奈川県横須賀市 1999年4月6日  
・ナガマツモ目には食用でおなじみのモヅクなど,ネバネバした糸状,塊状,半球状の種の多くが含まれます。異形世代交代(配偶体<胞子体)を行い,有性生殖は同型配偶子によりますが,例外的なタイプも散見されます。体は糸状の細胞が連なり,偽柔組織を形成します。
・シワノカワ科の海藻は以前はネバリモ科とされていたこともありますが,近年の研究で,独立した科とされました。日本からは1種が知られています。