標準和名 ハシブトガラス (嘴太鴉・嘴太烏)
学名 Corvus macrorhynchos Wagler, 1827
英名 Jungle crow
全長 56.5cm
特徴 留鳥として各地で見られますが,後述のように場所によっては亜種が異なります。いわゆるカラスで都市部を中心に個体数が多い種です。ハシボソガラスに似ていますが,体,嘴ともやや大きく,本種では額が張り出すことが特徴です。また,声は濁らず,カァーカァーというように聞こえます。雑食性で都会の残飯やゴミを漁ることが問題になっていますが,生態系の中では重要な掃除屋さんです。
似ている種 ハシボソガラスはやや小さく,嘴も細め,額はなだらかであまり張り出しません。声もガァーガァーとやや濁っています。ワタリガラスは北海道に飛来し,やや大きく,嘴の半分近くが羽毛で覆われています。
日本産の亜種 屋久島以北の個体群は亜種ハシブトガラス japonensis,対馬の個体群は亜種チョウセンハシブトガラス mandshuricus,奄美群島から宮古島までの個体群は亜種リュウキュウハシブトガラス connectens,八重山諸島の個体群は亜種オサハシブトガラス osaiとされています。南部の亜種ほど小型化し,オサハシブトガラスでは典型的な大きさのハシボソガラスより小型になります。
写真のデータ (左)亜種ハシブトガラス:東京都台東区 2007年2月17日
(右)亜種オサハシブトガラス:沖縄県西表島 2005年3月2日