標準和名 アイスランドカモメ <カナダカモメ (カナダ鴎)
学名 Larus glaucoides thayeri Brooks, 1915
英名 Thayer's gull
全長 58cm
特徴 数少ない冬鳥として本州以北から記録があります。千葉県銚子市では1987年以降,数羽が越冬しています。大型のカモメで,背の色はセグロカモメのそれより淡い灰色です。ただし,逆光下や曇天時は濃く見えることもあります。短い脚(足)の赤みは強く,サーモンピンクに見えます。翼下面は淡く,黒色部はほとんどありません。意外に識別が難しいカモメ類です。カモメ類は個体差が大きいため,いくつかの特徴をふまえて識別することを薦めます。
似ている種 セグロカモメはほぼ同大ですが,やや大型で,背の色はより濃色です。本種はセグロカモメより脚が短く,赤みは強いです。本種の頭部の形状には丸みがあり,嘴も細く短いです。本種では翼下面の色が淡く,セグロカモメのようにはっきりと黒くはならないため,羽繕いや伸びをしたときに本種と判断されることが多いです。頭部の茶色い斑はセグロカモメほどはっきりしません。アイスランドカモメは全身がより白みを帯び,頭部は丸いです。
日本産の亜種 鳥類目録第7版までは独立種として扱われていましたが,目録第8版ではアイスランドカモメの亜種として位置づけられました。
写真のデータ 2枚とも成鳥冬羽に換羽中:千葉県銚子市 2010年1月5日
※右写真の左右はセグロカモメです。大きさや体形,脚の色の違いにご注目下さい。