標準和名 セグロカモメ (背黒鴎)
学名 Larus vegae Palmén, 1887
英名 Vega gull
全長 61cm
特徴 冬鳥として主に九州以北でみられます。大型のカモメで,背の色はウミネコのそれより淡い灰色です。ただし,逆光下や曇天時は濃く見えることもあります。虹彩は一般に暗色,脚(足)の赤みはそれほど強くありません。近年の分類により,本種の亜種の大部分が種のランクに格上げされ,その定義や亜種の扱いがときに混乱を引き起こしています。
似ている種 オオセグロカモメはほぼ同大ですが,背の色はより濃色です。ただし,逆光下など条件によってはセグロカモメが暗色に見え,本種と見間違えることがあります。ホイグリンカモメは背の色が濃く,脚が黄色,キアシセグロカモメは嘴が本種ほど先が膨れてはいません。アイスランドカモメは背の色がずっと白っぽく,頭部の形状が異なります。カナダカモメはやや小型で足も短め,頭部には丸みがあります。アメリカセグロカモメは虹彩が淡色で,背の色もやや淡いです。
日本産の亜種 鳥類目録第8版では亜種セグロカモメ vegae と亜種モンゴルセグロカモメ mongolicus が載っています。後者は総じて淡色の傾向があり,嘴に黒斑を伴うことが多く,初列風切の外側7枚に黒色部が及びます(亜種セグロカモメは6枚までがふつう)。
写真のデータ 亜種セグロカモメ成鳥夏羽に換羽中:茨城県神栖市 2003年3月1日
※後方はウミネコです。大きさや脚の色の違いにご注目下さい。