コウノトリ科(コウノトリ目)の鳥類 Ciconiidae, Ciconiiformes

 コウノトリといえば「赤ちゃんを運んでくる鳥」として有名でしょうか。
 コウノトリ科の鳥類は世界でおよそ20種おり,極地を除いて世界中に分布しています。日本からはこれらのうち2種が知られており,そのうちの1種「コウノトリ」はかつて国内で繁殖していたものの野生絶滅し,現在,人工繁殖などで野生復帰が試みられています。近縁のグループであるサギやトキと同様長めの首と発達した脚を持ち,水中に入っては魚やカエル,ザリガニ,昆虫などを捕らえて食べます。
 コウノトリが赤ちゃんを運んでくるという話は,もともとヨーロッパの伝承にもとづくものです。子宝に恵まれなかったドイツの夫婦の家の煙突でシュバシコウ(ヨーロッパで普通種のコウノトリ科鳥類)が営巣したとき,この夫婦が煙突の使用をやめるなどして繁殖を見守った後,子宝に恵まれたという話が日本に伝わってきました。シュバシコウと日本国内にいたコウノトリはよく似ており,コウノトリの当て字「幸(コウ)の鳥」から縁起の良い鳥になったようです。
コウノトリ
ナベコウ
日本産ヒヨドリ科の鳥類(御覧になりたい種をクリックしてください)