アホウドリといえば,飛べない鳥,絶滅危惧種,など色々なキーワードから思い出させるグループでしょう。ゴルフを嗜まれる方は「アルバトロス」という用語でもおなじみでは?
アホウドリ科の鳥類は世界で14種いるとされ,分布の中心は南半球の海上です。北半球では通常3種が見られ,日本からはこれらのいずれの種も観察されています。大きな翼を備えた大型の鳥類で,繁殖時以外は洋上を回遊し,休息も海上で行います。動物食性で,イカや魚類を捕らえます。「飛べない鳥」と誤解されることがしばしばありますが,実際はソアリングを中心とした飛翔を行います。正確には「とびたちがうまくない鳥」ということになります。
北半球の三種は日本の小笠原諸島や鳥島で繁殖が知られています。繁殖地では前述の理由から容易に捕獲できたため,一時は絶滅の危機に瀕していましたが,研究者の尽力により,個体数を回復しつつあります。
ゴルフではほかにワシ類を指す「イーグル」や,カツオドリ類を指す「ブービー」など鳥類にちなむ語があります。
アホウドリ科(ミズナギドリ目)の鳥類 Diomedeidae,Procellariiforme