ハヤブサ科(ハヤブサ目)の鳥類 Falconidae, Falconiformes
ハヤブサといえば,狩りなどで高速飛行を行う鳥としてよく知られており,新幹線や往年の寝台特急(ブルートレイン)の愛称にもなったほどです。
ハヤブサ科の鳥類は世界で58種おり,ほぼ世界的に分布しています。日本からはこれらのうち8種が記録されています。肉食性で,生きた獲物をダイナミックに捕らえて食べます。このために視覚や飛翔能力の発達が目立ちます。飛翔時には翼の先がたたまれて尖っていること,通称「ハヤブサ髭」と呼ばれる「もみあげ状」の黒斑が特徴です。
ワシやタカと総称して猛禽類と呼ばれますが,ワシやタカのグループは別のタカ科に属します。従来はタカ目として扱われていましたが,近年の研究でハヤブサ目に移されました。系統的にはタカ科鳥類とはかなり離れているようで,生態は収斂進化の好例と言えそうです。