標準和名 ヒクイナ (緋水鶏)
学名 Zapornia fusca (Linnaeus, 1758)
英名 Ruddy-breasted crake
全長 22.5 cm
特徴 夏鳥として北海道や本州で繁殖し,冬季には本州中部以南で越冬します。南西諸島には亜種リュウキュウヒクイナが留鳥でみられます。水田や河川敷のアシ原など水辺で生活していますが,警戒心が強く,なかなか姿を見るのが難しい種です。和名の通り,体下面や脚,虹彩は赤く,やや地味に見えます。喉は白色です。歩くときなどは尾をよく上げます。繁殖期は早朝などにキョッキョッと連続して鳴きますが,古典で言う「水鶏(くいな)のたたく音」は本種の鳴き声です。
似ている種 オオクイナやコウライクイナは体下面が縞模様であり,胸まで達します。オオクイナの脚は鉛色,コウライクイナの雨覆先端には白斑が見られます。
日本産の亜種 本州では亜種ヒクイナ erythrothorax が,南西諸島では亜種リュウキュウヒクイナ phaeopyga が見られ,リュウキュウヒクイナは留鳥です。一般に亜種リュウキュウヒクイナのほうが暗色とされていますが,区別は難しいように思われます。
写真のデータ (左)亜種ヒクイナ成鳥:東京都板橋区 2021年2月25日
(右)亜種ヒクイナ成鳥:東京都東久留米市 2009年3月1日