ミズナギドリ科(ミズナギドリ目)の鳥類
Procellariidae,Procellariiformes
ミズナギドリの仲間は,一部を除いてフェリーなどに乗らないと観察できないため,意外になじみが薄いかも知れません。漁師の間では魚群探索のためによく利用されているのですが・・・。
ミズナギドリ科の鳥類は世界で80種弱いるとされ,繁殖の中心は南半球です。繁殖期以外は洋上で生活し,魚類やイかなどを捕食します。日本近海では5種が繁殖し,周辺海域で見られるほか,多くの種は群れで渡り途中に近海を通過したり,台風によって迷行したりすることで観察されています。大きな翼を備えた中~大型の鳥類で,先端がかぎ状に曲がった嘴とその上にあるチューブ状の鼻孔を持つため,嘴の基部が総じて太く見えます。飛翔時は羽ばたきとソアリングを中心とした飛翔を行い,方向転換の際に翼の先端を海面につけることもあります。この動作が「水を薙(な)ぐ」ように見えるのでミズナギドリという名がついたようです。
近年,バードウォッチャーの間では密かにブームが起きており,観察のためだけに長距離フェリーに乗船する観察者も少なからずいます。
※以下の和名中,mはミズナギドリを意味しています。