ウ科(カツオドリ目)の鳥類 Phalacrocoracidae, Suliformes
ウといえば,長良川の夏の風物詩,鵜飼を思い出される方も多く,水鳥の中では,わりとなじみのあるグループなのではないでしょうか。
ウ科の鳥類は世界でおよそ30種いるとされ,極地を除く全世界的に分布しています。日本からはこれらのうち4種が留鳥または冬鳥として観察されています。魚食性で,潜水によって魚を捕らえますが,他の水鳥のように油腺が発達していないため,水をはじきにくく,濡れた重い羽を乾かす光景をよく目にします。
日本の鵜飼は川で行いますが,潜水時間が長いなどの理由でウミウが用いられています。鵜飼用のウは専門のスタッフが茨城県で捕獲して訓練をします。
従来,本科はコウノトリ目とされてきましたが,近年の研究で新設されたカツオドリ目に移されています。