イワヅタ科 (イワヅタ目)の海藻 (Caulerpaceae, Caulerpales)

 イワヅタ,というと耳慣れないかもしれませんが,沖縄県などで養殖されている「海ぶどう」や地中海で猛威をふるっている「キラー海藻」がこの仲間に属しています。
 イワヅタ科の海藻は外見上,根・茎・葉が分化したように見え,小枝(葉のように見える)の形がさまざまです。いずれも仕切りが不鮮明な細胞の単位からなる多核体であるために,しばしば切れ端から個体が再生する無性生殖が見られますが,世代交代はなく,動物と同じ生活史をとります。キシランからなる細胞壁を持ち,光合成色素としてシホナキサンチンを併せ持ちます。このため時にやや暗色な緑色のこともあります。
 日本産のイワヅタ科藻類は,主に小枝の形態によって細分されていますが,培養下では光条件などを変えると,それに伴って形態変異するという報告もあり,まだまだ分類が混沌としている状況です。
・アマミノクロキヅタ コケイワヅタ ・ヒナイワヅタ cupressoidesv.c.
イチイヅタ ・コツブセンナリヅタ ・ヒメイワヅタ c. v. lycopodiumf.distica
・ウチワヅタ ・コハギヅタ ・ヒメシダヅタ racemosa v. clavifera
・ウツクシズタ ・サイハイヅタ ビャクシンヅタ r. v. c. f. reducta
・エツキヅタ ・スズカケヅタ ヒラエヅタ webbiana f. disticha
キザミヅタ ・スリコギヅタ フサイワヅタ w. f. elegans
クビレヅタ(海ぶどう) センナリヅタ フジノハヅタ ※上記の和名がない種の属名はすべてCaulerpaです。
クロキヅタ タカツキヅタ ヘライワヅタ
・ケイワヅタ ・タカノハヅタ ヨレヅタ
日本産アカウキクサ科のシダ類(御覧になりたい種をクリックしてください)