カモメ科(チドリ目)の鳥類 Laridae, Charadriiformes
カモメ,ウミネコ,アジサシといえば,青い海をバックに飛ぶ白い鳥,と誰しもが想像されるのではないでしょうか?カモメや類やアジサシ類こそが海鳥,というイメージをお持ちの方も少なくはないでしょう。実は分類学上,これらは一つの科,「カモメ科」として扱われています。
カモメ類は世界でおよそ50種おり,どちらかというと北半球,それも中〜高緯度の地域に分布が偏っています。日本からはこれらのうち30種弱が知られており,2種が繁殖するほか,残りは冬鳥または迷鳥です。食性はかなり悪食で何でも食べます。近年の研究によって,大型カモメが細分され,分類学的な混乱が生じています。「〜カモメ」という和名がつくものにトウゾクカモメ類がありますが,これは別の科に分類されています。
アジサシ類は世界でおよそ40種おり,熱帯地方を中心に各地に分布しています。いずれの種もちょうどツバメの様にすらっとした体形のものが多く,空中から飛び込んで魚を捕らえるために「鯵刺し」という名がつきました。日本からは20種の記録があります。夏鳥または迷鳥として渡来し,南日本の離島を中心に8種が繁殖しますが,九州以北ではコアジサシ,アジサシ以外の種を観察するのは難しいです。台風によって南方から運ばれてきた種が保護あるいは記録されることも多いです。
※このほかのカモメ科の鳥類(カモメ類)はこちらをご覧下さい。
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