ツル科(ツル目)の鳥類 Gruidae, Guruiformes
ツルをおめでたい鳥(=瑞鳥)とする中国の考え方が日本に入ってきて以来,ツルはわが国でも「千年生きる」おめでたい動物として多くの文学作品や芸術品,民間伝承などのなかで用いられています。
ツル科の鳥類は世界で15種おり,各大陸に分布しています。日本からはこれらのうち7種が知られており,タンチョウを除き冬鳥または迷鳥です。雑食性で,植物の根や地下茎,種子などのほか,ザリガニなどの小動物,昆虫,魚類など季節によってさまざまなものを食します。このような食性から生育場所の似るサギやコウノトリ,トキなどの仲間と混同されることがありますが,地上に営巣する点(江戸時代ほかの絵画などで松の木に止まっている構図の絵を見ますが,ツルは樹上には止まれないので,あれはコウノトリです)や骨格の構造がこれらのグループとは異なります。
現在,日本におけるツル類の定期的な渡来地は,タンチョウが北海道道東地方,ナベヅルが山口県熊毛町,マナヅル,ナベヅル,クロヅル,カナダヅルが鹿児島県出水市となっています。出水市では日本産ツル類の全種の記録があります。
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ナベヅル
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クロヅル
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タンチョウ
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カナダヅル
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アネハヅル
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マナヅル
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ソデグロヅル