ウミスズメ科(チドリ目)の鳥類 Alcidae, Charadriiformes
ウミスズメというとあまり耳慣れない和名かと思いますが,エトピリカやツノメドリは水族館の人気者になっているので,それらのグループと想像していただければ良いかと思います。
ウミスズメ科の鳥類は世界でおよそ20種おり,北半球,それも中〜高緯度の地域に分布しています。日本からはこれらのうち20種が知られており,7種が繁殖するほか,残りは冬鳥または迷鳥です。海上で生活し,潜水によって魚やイカを捕らえて食べます。単独よりは数羽の群れをなすことが多いように思われます。
このグループは繁殖地の周辺海域以外では陸上から観察することが難しく,沿岸を航行する定期船からの観察が主になります。いずれにせよ鳥までの距離が遠いことがほとんどで,双眼鏡で見ても「点」のようにしか見えないこともままあります。詳細な観察や識別には望遠鏡と多少なりの経験が必要です。